「最後の乾杯」 The Final Toast スチュアート・M・カミンスキー (高橋豊・山本俊子訳) 〈 シャーロック・ホームズの新冒険 上〉に収録の短編 ハヤカワ文庫/1989年 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● ●
真夜中のベイカー街。 いつもと同じ221bの部屋で、いつもと違うホームズとワトスンのちょっと不思議なやりとりから始まるんですが、この出だしがまた、ホームズ&ワトスンコンビの親密さ加減と絶妙な距離感を余すところ無く醸し出していて、それだけでやる気(?)出ます。 犯人を捕まえるだけで終わらないホームズの仕事、なにげに格好いい真夜中のワトスン。 そして何よりホームズ&ワトスンが二人で事を進めていく姿が心から嬉しい、私パセリじんこ的に短編のベスト!