真冬の北海道で夜に、
ライトアップされた氷瀑まつり会場を撮影しよう!

のコンセプトの元にやってまいりましたこの企画。
なんとか結果をご報告できることとあいなりました。
何かのお役に立ったらいいなと思いますが…(立つのか?!)

その1  低温とカメラの動きについて

1月下旬の層雲峡の気温について、マイナス20度を体感! 
なんて楽しみにして行きましたが、運がいいのか悪いのか? ず〜っとマイナス10度にもならない日々でした! 
結局体験できた最低気温はマイナス17度
しかも、花火撮影をした初日の夜、1日目だけがその気温。
しかも、層雲峡名物冬の強風のために雪が横に降る最悪のコンディション。

しかし、我がカメラ、フィルム式の古〜い一眼レフ(ミノルタα3xi) は
普通に 平気で動いたのでした。

私たちが橋の上で三脚を固定しているのを目ざとく見つけた警備員さんがやってきて曰く
「この場所は一番風が強くて寒い場所で、カメラ飛ぶから」

いや、実際、ものすごい風でカメラ震えてましたよ! 三脚安物だし! で、撮れた写 真も、風に舞い踊る雪のせいもあるでしょうがご覧のようにボケております!



そんな雪の降る強風吹きっさらしの場所にずっと放置していても、心配した電池の消耗もなく、予備の電池に替える必要もなし!  よって、カメラにホッカイロを貼り付けることもなし。

説明書によれば、プラス50度からマイナス20度までが使用範囲となっていますので、この辺のことは意外といけるヤツだったのね? キミ、と見直したしだい。

もうひとつ持っていった普通〜のコンパクトデジカメ(リコー/Caplio R5)は、 プラス40度から0度までが使用範囲となってます。

こちらは、やはり電池の消耗が!
マイナス9度くらいの気温で、出しっぱなしで30分ほどすると電池残量 が充電してくださいの域になります。
でも、カメラ自体を掌で包んであたためると、1分もしないで完全充電の状態に戻ります。



これは、4日目の風のおだやかなマイナス9度の夜に、同じ橋の上でコンパクトデジカメで撮った写 真です。
がぜん、こっちの方がきれい!! 

今考えると、貴重なマイナス17度の初日にデジカメの動作を確認しておかなかったのが残念だったなと。(あの時は、毎日こんな気温が続くものだと思いこんでましたので…)

●と、いうことで、以上のことから
コートのポケットの中に小さめのホッカイロを貼り付けて、予備の充電池を入れておくのは必要です。
デジカメ自体も使っていない時はそこに入れて歩きました。小さいって便利ですね。



トワイライトな時間に薄ぼんやりもなかなかきれい。
この10分後、



と、いうことで、私のデジカメの場合
マイナス10度くらいなら、機能的には何も問題なし! そして、悲しいことに、風景撮るなら私の持っている一眼レフのレンズより断然優秀! なのでした〜 (しかもマクロ撮影もできるし…こうなってくると、一眼レフの存在意義があやしくなってくる(^_^;)
しかし、花火の撮影となるとヤツに分があるのでした! 以下次号